2013年1月1日
山形大学の有機EL照明を使った植物工場の構想 野菜の生産性を高める新技術
有機エレクトロニクスの応用で農業の革新を目指す
山形県には、有機エレクトロニクスという分野で世界をリードする研究者たちがいる。
有機エレクトロニクスとは、石油から作ったプラスチックのような有機化学物に電気を流すと光ったり、
電気を作ったりする技術のことだ。
その中でも、最も知名度が高いのが有機EL照明である。
有機EL照明は、薄くて柔らかくて曲げられる特徴があり、
天井や壁に貼って青空を映し出したり、
シャンデリアの画像を映して照明として利用できる。
また、昼は太陽光で発電し、夜には照明になる窓なども開発されている。
そんな有機EL照明を使って、野菜を栽培する植物工場の構想を進めているのが、
山形大学の教授たちだ。
彼らは、世界で初めて白色に光る有機EL照明を開発した人物であり、
有機太陽電池や有機トランジスタなどの応用開発も行っている。
彼らは、有機EL照明を使った植物工場で、野菜の生産性を高めることができると考えている。
植物工場とは、屋内で人工的に環境をコントロールして、野菜を栽培する施設のことだ。
農薬や害虫の心配がなく、天候に左右されず、一年中安定した収穫ができるというメリットがある。
しかし、植物工場には大きな課題もある。
それは、初期投資と電気代のランニングコストがかさみ、採算をとるのが難しいということだ。
特に、植物の成長に必要な照明には多くの電力が必要である。
そこで、有機EL照明の利用が有効だというのが、山形大学の教授たちの考えだ。
有機EL照明は、量産化が進めばコストが格段に安くなる。
さらには、有機EL照明は光の波長を変えやすいという特性があるため、
植物の成長に適した波長を使えば、より効率的に栽培ができる。
例えば、レタスは青色の光が多いと葉が大きくなり、
赤色の光が多いと根が強くなるという研究結果がある。
有機EL照明なら、レタスの成長段階に応じて、光の色を調節することができるのだ。
山形大学の教授たちは、有機EL照明を使った植物工場の構想を実現するために、ベンチャー企業を設立した。
彼らは、有機エレクトロニクスの技術で、農業の革新を目指している。
野菜の生産性を高めるだけでなく、環境にやさしい農業を実現することができるかもしれない。
山形県から、世界に向けて、新しい農業の形が広がっていくかもしれない。
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