2017年5月11日
山形大学発のベンチャー企業が、農産物を常温で乾燥させる技術を使って、野菜や果物の粉末化を進める
風味や栄養を損なわずに粉末化、規格外の農産物も活用
野菜や果物の粉末化によって、栄養満点・香り高い商品を提供するベンチャー企業ベジアが、
食品乾燥の実験施設を新潟県阿賀野市に開設した。
ベジアは、山形大学の研究成果を基に、農産物を常温で乾燥させることで、
風味や栄養素を損なわずに粉末にできる技術を開発した。
この技術は、農産物の水分を特殊なガスで置換することで、
高温や真空などの条件を必要とせずに、乾燥させることができるというものだ。
この技術を使って、規格外の農産物や余剰品などを活用して、
野菜パウダー・フルーツパウダーの新商品化を進めている。
食品実験施設は、ベジアの技術協力を得て、阿賀野市が約1000万円をかけて整備した。
阿賀野市は、「地域を代表する園芸農産物がない中、乾燥技術を使って農業、商品の新たなビジネスモデルを創出したい」と期待されている。
ベジアは、今後も食品実験施設を活用して、
新たな野菜パウダー・フルーツパウダーの開発に取り組むとしている。
ベジアでは、「野菜や果物の粉末化は、食品の保存や運搬にも便利で、さまざまな用途に応用できると考えています。私たちは、農業や食品業界に革新をもたらすことを目指しています」と語っている。
VEGEA(ベジア)の
VEGEA(ベジア)は常温除湿乾燥技術を通じ
高栄養素かつ高い香りを持つ 野菜パウダー・フルーツパウダーを 製造販売しています。
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