2012年4月23日

有機ELテレビの市場拡大に向けて、パネルの自社開発を加速

姫路工場に試作ラインを整備し、2年以内に量産体制を構築する計画

パナソニックは、有機エレクトロ・ルミネッセンス（有機EL）パネルの量産技術を確立するために、
200億円超を投じて、姫路工場での開発を強化することを発表した。

有機ELパネルは、液晶パネルに比べて高画質で省エネな特徴を持ち、
大画面の高級薄型ディスプレーなどの商品化を視野に入れている。

姫路工場では、現在、液晶パネルを製造しているが、
第5～6世代の有機ELの試作ラインを整備することになる。

試作ラインでは、有機ELパネルの製造工程や品質管理などのノウハウを蓄積し、
2年以内に量産体制を構築する計画だ。

量産段階では、単独での巨額投資を避けるために、
他のパネルメーカーと連携する公算が大きい。

パナソニックは、有機ELテレビの年内発売を計画する韓国勢に対抗し、
テレビ事業の成長につなげる狙いが期待される。

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